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備忘録

S&P500をETFで取引するかCFDで取引するか?

投稿日:2019年9月7日 更新日:

S&P500のETFの取り扱いは意外に少ない

S&P500を国内で取引できるETFは意外に少なく、実質3つ程度しかありません。

上場インデックスファンド米国株式 1547
SPDRS&P500 ETF 1557
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF 1655

国内証券でも海外株式を扱っている証券会社も多くありますので海外ETFで取引する選択肢もあります。
とは言え、S&P500やダウに投資しようとする人の多くはいわゆるインデックス投資目的だと思われますので、ETFより投資信託を購入する人のほうが多いかもしれません。
当サイトのようにS&P500を単純に売買して収益をあげる目的の場合は、投資信託は購入売却に時間がかかるため論外となります。
また、ETFの場合S&P500の終値ベースで取引する場合以外はちょっと取引し辛いでしょう(アメリカ市場が引けた後の価格で取引されるため)。
インタラクティブブローカーズなどで取引する手もありますが、初回入金100万円が必要だったり、毎月口座維持手数料が10ドルかかってきたりして手軽に取引できるとは言い難い事から必然的にCFDで取引することになります。

アメリカダウは一時CFDでの配当取りが流行りましたが、この場合よく使われていたのはくりっく株365です。くりっく株365ではS&P500の取り扱いがありません。

S&P500をCFDで取引する前に知っておくべきこと

インデックスなどの長期投資であればCFDでわざわざS&P500を購入するのはデメリットがあります。

CFDでも配当が貰えるが金利負担がある

S&P500の現物対象のCFDであれば配当相当分の権利調整額が貰えますが(アメリカダウにCFDで投資する際のメリットと同様になります)、現在は買い持ち、売り持ちどちらにも金利負担が発生します。
従って長期買い保有の場合は配当相当額が金利負担分を上回らなければ投資する意味が半減します(普通にETFなり投資信託を購入すれば少なくとも金利負担はない)。

CFDでは配当にも金利にもレバレッジがかかる

CFDでの株式投資をすすめる場合にはよくこの配当相当分にもレバレッジがかかり、証拠金に対する利回りが本来の利回りの数倍にもなるという点があげられることがありますが、金利負担も建て玉総額に対してかかってきます。

CFDでも業者によってスプレッドと手数料の二重の負担がかかる

また、CFDは手数料がかからない場合が多いですが(IG証券などは個別株CFDには手数料がかかります)、その分スプレッドが開いていますし、建て玉を日をまたいで持ちこす場合は金利負担が発生しますのでそれを手数料とみなせなくもありません。

先物対象のCFDでは価格調整額が発生する

先物を対象とするCFDの場合だと先物期限日には価格調整額が発生します。
例えば現在日経225先物を対象とするCFDだと期先の先物価格が安いバックワーデーション(逆ザヤ)ですからCFDの買いを保有して期限をまたぐと価格調整額が期近と期先の価格差分貰えます。売りの場合は逆に支払うこととなります。
S&P500は現在期先の価格が高いいわゆるコンタンゴ(順ザヤ)になっていますので売りの場合に価格調整額が貰えることになります。
ここで注意が必要なのは価格調整額が貰えるといっても得しているわけではなく、その分保有しているCFDの価格が下がっていますので相殺されてプラスマイナスゼロです。

S&P500をCFDで取引したほうがいい人

このようにみてくるとCFDをわざわざ利用するメリットというのは実はあまりありません。
日本国内で取り扱いのない金融商品などでCFDでしか取り扱いがないとか(例えばVIX先物とか)、取引し辛い商品がCFD化されていて簡単に取引できるとか、また、売りから入れるとか、そういった事以外であればCFDでなくても構わないでしょう。

とは言え、S&P500は指数ですから指数そのものを売買する事ができません。日経225を現物ベースで素人が売買することはできないでしょう。従って先物を使う事になりますが、先物だとそれなりに証拠金が必要となりますし、何と言ってもアメリカのS&P500の先物を国内から売買するにはハードルが高いでしょう。

その点CFDであれば色々とデメリットはありますが、簡単に売買できますし、CFDならではのメリットもあります。
業者によってはトレーリングストップなどの発注方法も使えますし、トライオートETFでは(ETFという名称ですがETFを対象としたCFDです)FXでいうリピート系の発注方法も使えたりします。
いずれにしろ、S&P500を売買しようとするとCFDしかほぼ選択肢がないのが実情ですが。

S&P500が取引できるCFD業者

海外のFX業者などではCFDも扱っている業者さんが多いですが、国内でS&P500のCFDを扱っている業者はそう多くありません。あったとしてもあまりメジャーではなく、かつ取引単位が大きくて証拠金が多く必要だったりして実用的ではありません。
ある程度メジャーなところとしては
サクソバンク
IG証券
DMM CFD
GMOクリック証券CFD

の4つがあげられます。IB証券(インタラクティブブローカーズ)CFDの売買は日本人はできないと思ったほうがいいでしょう。少なくとも私が口座開設したときはできませんでした。またやり取りはは日本語で出来ますが海外証券の括りで考えた方がいいです(入出金なども含め)。
また、メジャーではなくETFと銘打たれているので忘れがちですが、トライオートETF
も忘れてはならないでしょう。
対象がETFのCFDになるので厳密に言うとS&P500そのものではありませんが、連動しているETFやインバースもありますし、マニュアルで発注できますからインヴァスト証券のトライオートETF
も含めていいと思います。

サクソバンク、IG証券については他でも触れていますが基本的にツールが使いにくいという点とスプレッドの他に手数料がかかるものがあったりするので初心者には使いづらい面が多いです。とは言え、取扱商品が多く実質ここでしか取引できないものもあるので人によっては必然的に選択せざるを得なくなります。
しかし、S&P500を売買するという点に限って言えばDMM CFD
もしくはGMOクリック証券で充分事足りるということになります。もしくはトライオートETF トライオートETFでS&P500売買のEA疑似体験

DMM取引ルール
スプレッド
0.5pipsなので現在のレートで言うとだいたい50円ちょっとになります。 https://fx.dmm.com/cfd/service/spread/
レバレッジ
10倍

GMOクリックS&P500
スプレッドは0.3なのでこちらのほうが若干低いですね。
レバレッジは10倍でかわらないです。
もっとも重要な違いはGMOクリック証券のS&P500は原資産が先物です。従って金利はかかりませんが、価格調整額が発生します。この点、DMMには原資産が先物なのか現物なのか(そもそもS&P500の現物がなんなのかという問題はありますが)の明確な記載がないので配当相当額分の受け渡しがあるのか分かりません。

S&P500現物を対象としたCFDだと配当は貰えますが金利はかかってきます。とは言え例えば私が今使っているGEMFOREXだと(gemforexは海外のFX業者です。詳しくはmt4でS&P500のcfdを取引してみる)アメリカ市場が閉まった後も動いており、そういう意味では先物みたいに動いていることになります。配当を目的としない(現在はほぼいないと思いますが)場合は先物対象のCFDのほうが金利がかからない分(金利は毎日かかってきます)いいのかなと思います(その分価格調整額は発生しますが)が、いずれにしろインデックス投資で長期保有をするわけではない場合はあまり気にしなくてもいいかとは思います。

そもそもなぜS&P500なのか?

特にS&P500でなければならない理由はありません。アメリカダウでも日経225でも構いません。
S&P500はVIX指数の算出のもとになっているオプションの原資産ですが、VIXを分析するにしても連動していて分かりやすいという点があげられます。
言い方をかえるとS&P500とVIX指数、あるいはVIX先物などに相関性があるという事が明白です。
相関性があるということは一方が上がった時に他方がどうなるかとか、様々な分析に役立ち、それは当然売買戦略においても有効活用できるということになります。
サヤ取りや裁定取引などは相関性があることが前提です。
むしろS&P500の売買は副産物的なものと言えるかもしれませんが、S&P500が売買できるということはアメリカダウでも日経225などでも大した違いはないのですが。

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